2009年の作品です。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが演じる主人公が、サマーという女性に出会って恋をして、失恋するまでのストーリーです。
ただただ出会いから別れまでの流れで描いているのではなく、その500日の中で、時間軸が行ったり来たりするところがおもしろかったです。よく、演劇で使われる手法ですね。
そして、何よりも、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットがかっこいい!んです。細くてスタイルが良くて、ハンサム。
(福山雅治にも、長谷川博己にも、吉田栄作にも似てるような気がします)
直近では、「スノーデン」で主役を演じていました。
この映画、青色がベースになっているのが素敵です。サマーのファッションに、さりげなく青が使われていたり、洋服に青が入っていないときは、背景に青が入っていたり。「しあわせの青い鳥」が出てくるシーンもあるので、その青をモチーフにしてるのでしょう。
そう、青い鳥がアニメーションで入ってくるシーンがあるのですが、他にも背景がアニメーションになったりして、その点も良かったです。「ミスチルのライブで使われる映像っぽいな」と思ってたのですが、調べたら、この作品の監督は、ミュージックビデオをたくさん生み出してきたひとだそうで。納得です。
ストーリーについては、あいまいな関係を望むサマーと関係をはっきりさせたい主人公のすれ違いが見ていて辛いところですが、あいまいな関係を望むのって、男性ばかりかと思ってましたが、そうではなく逆のパターンだったので新鮮でした。
でも、ほら、やっぱり「あいまい」はだめでしょ。という結末です。ただし、まだその先があるんです。人生は偶然の積み重ねだから。
そう、偶然の積み重ね。そうしたらやっぱり、「流れにまかせる」になるよね、となぜか全然違うところで、自分の心境とリンクしたりするのでした。